ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ

『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』（1995年リリース）

1995年に3DO向けにリリースされた『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』は、友情と冒険をテーマにした歴史的な日本のRPGです。本作は、ゲームオリジナルのキャラクター「ザ・ドラえもんズ」が初めて登場し、以降彼らを主役にした劇場版シリーズが展開されました。しかし、このゲームでのキャラクター設定は、後の劇場版とは異なる点が多々あります。

ストーリーの概要

物語は西暦2112年9月から始まります。聖ネコ型ロボ工作センターでは、様々なネコ型お世話ロボットが次々と生産されていました。その中の一体が、主人公であるドラえもんです。彼らは聖ネコ型ロボ学園に通い、人間たちの世話をするための技術を学んでいました。学園内でドラえもんは、6人の親友たちと出会い、彼らとの永遠の友情を誓い合います。特に、ドラえもんは「ドラドラ7（セブン）」と呼ばれる集団の一員となるわけです。

ある日、ドラえもんは親友のドラ・ザ・キッドに連絡しようとしますが、一向に連絡がつきません。心配になるドラえもんは、別の仲間である王ドラを呼び出そうとしますが、同様に連絡がつかず不安が募ります。その時、ドラミからの報告が入ります。ドラえもんを除くドラドラ7（セブン）が聖ネコ型ロボ工作センターを襲撃し、その後どこかへ姿を消したと言うのです。

ドラえもんは、彼らとの友情を取り戻すために同行するのび太と共に、冒険に出発します。この冒険を通じて、彼らの強い絆を再確認し、新たな仲間を得ることができるのか。物語は友情を取り戻すためのドラえもんと仲間たちの奮闘を描いています。

スタッフとキャスト

本作の制作には多くの才能が寄与しました。監修は著名な漫画家・藤子・F・不二雄が手がけ、企画には秋元輝夫と管沼孝夫が参加しています。ゲームのオリジナルシナリオは寺田憲史が担当し、音楽は川崎絵都夫によって制作されました。キャラクターデザインには田中道明と立石佳太が名を連ねており、背景作画は旭プロダクションが行っています。さらに、シンエイ動画による素晴らしい作画が施されています。

メインキャラクターの声優陣には、ドラえもん役の大山のぶ代や、のび太役の小原乃梨子、静香役の野村道子、スネ夫役の肝付兼太など、豪華なラインナップが揃っています。ザ・ドラえもんズのメンバーもそれぞれの声優によって個性を彩られています。

音楽とテーマ

ゲームのエンディングには「君にいてほしい」が歌われ、元々は別の劇場版のテーマソングでした。そのほかにも、挿入歌として「シークレットマジック」や「ラップンロール・ジャイアン」が使用されています。

「ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ」は、学ぶことや友情の大切さをテーマにした物語が展開されており、プレイヤーに多くの感動を与えた作品として、今なおファンの心に残り続けています。

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